神には過去も未来もない、時間、空間は宇宙的意識統一によりて生ずるのである、神においてはすべてが現在である。アウグスチヌスのいったように、時は神によりて造られ神を時を超越するが故に神は永久の今においてある。この故に神には反省なく、記憶なく、希望なく、従って特別なる自己の意識はない。凡てが自己であって自己の外に物なきが故に自己の意識はないのである。
▼1999.9.25 sat 第四編第二章 宗教の本質(p214-220) のp217からp218(超越的神があって外から...生命の合一vital unityであると」といっている)まで。