寒山詩に白隠が注釈を加えたもの、原文は漢文
市販の現代語訳:久須本文雄「寒山拾得」講談社1997があります
闡提=白隠のペンネーム
闡提は一闡提ともいい、icchantika(梵語)の音写=解脱の因を欠き、成仏することの出来ないもの、の意(広辞苑)
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▼ 2000.6.17 sat 146-149詩(原典p61,訳文p203-205): 我行きて古墳を経れば 涙盡くるまで存歿を嗟く 塚破れて黄腸を壓し 棺は穿たれて白骨を露わす 欹斜して瓮瓶有り ちょう撥されて簪笏なし 風至りてその中をつかめば 灰塵 乱 ぼつぼつたり(146詩) ▼ 2000.5.20 sat ▼ 2000.4.15 sat 人間は身体を根本とするが、根本は心によって運用されるのである。根本がちゃんとあれば心は邪悪でなくなり、心が邪悪であれば本来の生命を喪失する。この災厄から免れないでいるのに、鏡に自己を映すのが面倒くさいなどとどうしていえよう。金剛経を読まなければ、かえって菩薩を苦しめることになるのだ。 ▼ 2000.3.18 sat 世の中にはぼさぼさとしてまるで唐変木のようなタイプの人たちがいる。そのお説教には仏法について何の知見もないのに、口先では「私には露ばかりも憂いがない」とおっしゃる。ところが道について尋ねてみても道を会得していない。仏について尋ねてみても仏になろうという木もない。そういう人を子細に吟味してみたところで、ただとりとめもなくわびしい気分になるのがおちだ。 ▼ 2000.2.19 sat ▼ 1999.11.20 sat
▼ 1999.10.20 sat
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