FAS協会の活動 (2022年5月更新)
・平常道場
場所: 京都市上京区 相国寺山内・『林光院』
日時: 毎月 第一週 土曜日・午後2時から6時まで
・毎年一月は第二週土曜日開催、八月は休みとします
・平常道場は林光院の都合などにより休みとなることがあります。トップページ「お知らせ」を参照して参加してください。
・参加費、無料
内容: (1)「論究」(午後2時から4時)
テキスト 『久松真一著作集』 (第八巻)「絶対主体道」
(2)「実究」(午後4時から6時)
坐禅(30分/炷)
・別時学道
年2回(5月上旬、12月下旬)、2泊3日の集中的な「坐禅実究」と「論究」の学道開催
・会誌「風信」
年2回(3月、9月予定)、「風信」の発行
<修行の方法>
私たちは、特定の宗派に属しません。FAS協会の主旨、すなわち「FAS」、「人類の誓い」、「綱領」が私たちの修行の目的であり方法です。FAS協会は、一般市民のために開かれた「大衆禅」としての禅会です。「平常道場」や「別時学道」で実際に行っていることは「坐禅実究」と「論究」です
<坐禅実究>
坐禅とは深く落ち着くこと、身体・呼吸・こころを調え禅定に入ることであり、私たちの一切の働きをおさめ源に返ることです。その深い落ち着き、禅定、源が私たちの本当の自己であり、安心と自由です。そのとき坐と禅定は一体です。坐が本当の自己であり、本当の自己が坐です。坐において私たちはそういう坐り方を工夫し、そういうふうに坐ります。
<論究>
私たちの本当の自己は言葉を、また対話を越えています。しかしまた、それは言葉と対話との源でもあります。論究とは、テキストを手掛かりに言葉により、また対話により、それらの源である私たちの本当の自己と、その世界の構造とを明らかにしていくことです。それは坐禅と同様に現実の徹底的な学行一如的な批判と創造です。通常、学問には実践が欠け空虚に陥ります。他方、実践には学問が伴わず盲目に堕しがちです。そして、批判は多く創造につながらず、創造は批判を持ちません。それ故ここでは現実の徹底的な、学行一如的な批判と創造を方法とします。論究において私たちは、言葉や対話を越えた、その源を明らかにしょうとします。そして語る者、対する者の相互の心を尊び、慈しみ、和の場を開きます。